世の中の「法」とは、皆が思っている以上に雑な代物だ。
法とは混沌な世の中を整理するために整備されたものだが、ルールの狭い範疇で物事に対すると、歪んだ結末を生む事も起きる。
万人が認めるような至極真っ当な、法であっても、それは変わらない。
続きを読む平等、特に男女同権と言う、美しい理想。
女性にも、男性に遜色ない能力があり、生産性がある事が、社会的な事実となった。 しかし、そこには厳然と性差があり、どちらにしても、性的な向き不向きが存在している。
とはいえ、世の中を見渡せば、女性の権利、女性の地位の向上に血眼になりすぎて、本質が見えなくなっているように感じられる。
女性の地位の向上にやっきになった挙句、何故か、男女の性差を排除しようとする、過激な思想が目立つ。
残念ですが、よく言われる、人の持つ運の総量は、人生を通して考えると皆同じだ、との考えは間違いです。
たかだか100年程度で、この複雑な世界に生れ出た人間の幸不幸が平均化することはありません。
その証拠に、若年で死んでしまう者や、更に言えば、生まれ出る前に死んでしまう者もいるわけです。彼らには、その後のダイスを振る機会すら与えられない。
そして、生まれ出ることができても、環境、タイミング等、不幸続きで、削られ続ける人生を歩む人たちもいる。
悲しいかな、それが事実です。
生れ出た時から、人は運で差別されてしまうのが現実です。
でも、だからと言って最初から、自分の運の偏りが悪いから一生どうにもならないと、考えるのも間違いです。
偏りがあるなら、出来得る限り偏りをなくすしかない。
もちろん、あなたの人生の時間では、平均化などできないかもしれませんが、そこに近づくことはできる。
つまり、多くのアクションを起こす事、判定の頻度を上げた者が、不幸から脱却できる可能性が上がる。
幸運不運を表すベルカーブの最下端で、死というカードを引かなければ、行動したものが、中央値(幸せの平均値)に近づけるのです。
そして、最下端にあなたが居たとして、多分それを意識する必要はないでしょう。
どうにもならない不運で、この世界から退場する事など、誰しもわからないのですから。
ただし、カーブの上端にいる人が引く、幸運ガチャと比べると、SSRの比率が低いのは覚悟しておきましょう。嫉妬してもしようがないです。
逆に、あなたが非常に稀な幸運を与えられていたなら、その有り余る偏り、判定を全部自分の為に使うのではなく、他者の為に使うほうが良い。つまり、謙虚であるほうが良い。
その偏り自体が、あなたの優位性であるのですから。もしも偏りがなくなった時、孤独でみじめになるのか、多くの人に支えてもらえるのか、それを考えるべきなのです。
ただ、成功は自分だけの能力と考えてしまうのが人間ですので、それも難しいでしょうが。
人間の生存本能に、悪い結果、流れを思わず考えてしまうと言うものがあります。
このネガティブな思考は、原始、災害の多いこの日本で生き残るには、とても重要な因子で、勝者の証といってよい資質だったわけです。
あなたは幸せですか? それとも不幸ですか?
不幸だと考えているあなたは、いつも不安に感じたり、最悪の事態になる流れを想像してしまったり、物事に対して最悪の結果を見出してしまう。不安症的な性格ではありませんか?
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ある時、あなたの考える優れた改善案や推論が、友人に煙たがれ拒絶される。その後、なぜか、他者が提案した似たような改善案や推論が、その友人に容易に受け入れられてしまった。
これに類するような、理不尽な出来事を経験したことがありませんか?
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